JIS Q 27002とは?じすきゅーにななぜろぜろに
JIS Q 27002とは、情報セキュリティ管理策の実践のための規範を示すJIS規格。ISMSの要求事項を定めるJIS Q 27001が「何を満たすか」を示すのに対し、27002は個々の管理策を「どう実施するか」の手引きとして解説する。認証の対象になるのは27001であって、27002ではない。
最終更新:2026-10-07
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要求事項の規格に実施方法まで細かく書き込むと、業種も規模も違う組織に一律で当てはめることになり、認証制度として成り立たない。要求と実施手引きを2つの規格に分けたのはこのためで、組織は27002を参照しつつ、自組織に不要な管理策を適用宣言書で除外できる。
具体例
平成31年度春期の午前I(科目A-1)は、JIS Q 27002:2014に基づく監査で「機密性の高い情報資産が置かれた部屋に、共通の暗証番号を入力して入室している」状況を指摘事項として選ばせた。共通の暗証番号では入退室の記録が個人に結び付かないためである。
試験での引っ掛け
27000が用語、27001が要求事項(認証取得の対象)、27002が実践の規範——番号と役割を入れ替えた選択肢が出る。また管理策は2022年版で14章114個から4テーマ93個に再編されており、旧版の数字で覚えていると選択肢の記述と合わない。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問22(IPA)
事務所の物理的セキュリティ対策について、JIS Q 27002:2014(情報セキュリティ管理策の実践のための規範)に基づいて情報セキュリティ監査を実施した。判…
正解:機密性の高い情報資産が置かれている部屋には、入室許可を得た者が共通の暗証番号を入力して入室している。
要点:入退室の認証情報は共用せず個人ごとに識別・記録する
共通の暗証番号を複数人で使い回すと、誰がいつ入室したのかを個人単位で追跡できず、退職者や許可取消し後も入室できてしまう。JIS Q 27002が求める入退室の記録・認証の個別化に反するため、指摘事項として記載すべきである。他の3つは適切な管理策が実施されている状態である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (5) 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。